2024/3/25

『書籍販促×クラファン』は『想いを伝えられる』最高の場所でした

《はじめに》
『書籍販促×クラファン』のお客様の声第二弾となりました。今回はお一人ではなく、複数名のチームで体験されたお客様にインタビューを行いました。著者の堤さんとチームを代表してクラファンページ作成・プロジェクトの各種進捗と更新を担当された稲田さんのお二人にお話しを伺いましたのでお二人の体験談をお楽しみください。

[ 著者プロフィール ] 堤 久美子

一般社団法人アイアイ・アソシエイツ理事/株式会社アイプラス取締役/家族関係心理士

25歳から哲学に目覚め、哲学が「生きることそのもの」になる。30年以上にわたり「哲学する」ことで、「自分が何者であるか」を探求し、個の発展を生きる。
2002年、「日本の1%の人に 「個の発展」を提供する」ことが人生の目的であることが明確になり、2005年にアイアイ・アソシエイツの母体である(株)アイプラスを設立。以後、120万人「個の発展」の活動を開始し、より自分らしく生き始める。
個人の天才性を発揮する教育プログラム「アイアイ講座」を発表し、個人のみならず、不動産、IT、鉄工所 、建築関係、広告代理店、障害者就労支援、A型事業所、など多様な業種に研修プログラムとして導入されるなど、 企業への教育を行う。


哲学のお祭りなんて最高だと思った

  

──まずは率直にクラファンを終えてどうでしたか?

(堤)やってみて本当に良かったですね。楽しかったな〜という印象です。

(稲田)お祭りですから、お願いするとか、支援するとかじゃなくてみんなで楽しい場を作りましょうっていう事でした。私自身数回クラファンの経験はあったんですが、そういう発想ってなかったな!と思って。だからやっている方も楽しいし、参加されている方も『お祭りだからやるか!』みたいに巻き込まれてとても楽しかったですね。

(堤)哲学のお祭りって今まで聞いた事がないのでそれができた事が一番嬉しいですね。最高でした。担当の瀬田さんって天才ですよ。どんな名前にしようかという話になった時も”フィロソフィーフェスティバル”っていう名前がすぐ決まって。フェスってあまり好きな言葉じゃなかったんですが、フィロソフィーフェスティバルなんて聞いた事ないでしょ?すごく良いなと思いました。瀬田さんは相手を引き出すのがとっても上手なんですよ。 



──出版に伴って『書籍販促×クラファン』に挑戦しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

(堤)出版社の方に勧められたので。笑 私は物事を知る前に判断するタイプではないので、体験してみてから結論を出そうと思ったのでまずはやってみました。普段私はコンサルをする側なので、コンサルを受けるというのも新しい経験として良いなと思いました。

合理的でクリアな指示とタイムラインが信頼できると思えた

──進め方自体はどうでしたか?

(堤)瀬田さんが超合理的で大好きになりました。時間通りに終わってくれる人で、「今日は何を何分話します」とか最初にやる事が明確だったのでとても信頼できましたし、瀬田さんが言う様な成果が上がってきたので、それに対して惜しみないアドバイスをくれたりとか、「途中質問していいですか?」と聞いたら「途中での質問は受けません。コンサルの時間内で受付けます。」とおっしゃったので、そのやり方が自分のスタンスと全く同じで。

気前よく何でもやりますと言わない所が大好きですね。だからといって気前の悪い人ではないので。その人間性に、この人、哲学者っぽくていいなと思いました。


──チームで動かれていたんですよね?

 (堤)はい。なのでタイムラインといつまでに何をやるという指示がとても明確だったので仲間もみんな動きやすかったですね。


──チームの連携が素晴らしかったと伺っております

(堤)私のスタンスは今回のクラファンに限らず常にチームで動いていて、各自の天才性を活かす事を徹底して経営をしているんですね。なので私以外の人が自分が何をやるかわかっていて率先して動いてくれているという感じですね。

──チーム編成を伺ってもよろしいですか?

(稲田)最初の立ち上げは4-5人。あとは支援者数の目標を600人に決めて、そうすると日割り計算で毎日11人の支援をいただけるといいよねと言って、その支援していただくための活動を頑張るチームは20人くらいいたと思います。

SNSよりもリアルに力を入れた広報活動

──トップページはボリューム感がありますね!制作は大変では無かったですか?

(稲田)実は2,3日で作りました。参考のページを見せていただいたのでそこに当てはめて作っていったらあのボリュームになってしまいました。私はトップページを作るところが一番楽しかったです。みんなの反応がみれたり、意見をいただけたのは嬉しかったですし、出来上がった時は「やったー!」という感じでした。笑

──リターンはどのように決めていかれました?

(堤)一緒に美術館に行くとか、一緒に食事するとか。哲学対話って長く時間を取った方が面白いので対話が生まれる様な事はやってみたいなと思ってアイデアはいくつか出しましたが、その他のリターンはみんなが意見してくれて作っていきましたね。

(稲田)瀬田さんからは本人が欲しいリターンを用意してって言われたので、自分も参加したいと思うものを考えながら作りました。

(堤)メッセージと本のサインのリターンはアドバイスとして『手軽でやりたくなる様なリターンも用意してください』と言っていただいたので作りました。

──料金設定は難しくありませんでしたか?

(堤)難しくは無かったのですが、丁度いい感じの価格設定のものが今回あまり無かったのかなと。なので5,000円-8,000円くらいのリターンを最後に追加して調整しました。

──告知についてはどのようにされたんですか?

(稲田)講座などでの口コミがほとんどですね。大きなイベントがちょうど1月にあってそこでチラシを配ったりしました。瀬田さんから『アイアイさんはリアルが強いので、SNSよりリアルイベントなどでの告知に力を入れてください』というアドバイスをいただいてその様に頑張りました。


最終日にはライブ配信をした方が良いですよとアドバイスをいただいたので、急遽素晴らしいゲストの方々にもご協力いただく事が出来て、とても盛り上がりました。

哲学の鉄則を実践して出た成果

──達成金額も支援者数も素晴らしい結果となっていますがスタートしてからはどの様に動かれていたんですか?

(稲田)クラウドファンディングって基本最初のスタートは調子が良くて、途中普通は勢いが落ちるんですけれど、この勢いが落ちない様にみんなで頑張りましたね。毎日誰かが担当になり、電話をかけたり、直接声をかけたりしてお知らせしていました。

(堤)哲学って面白いんですよ。生きる知恵なんです。哲学の鉄則に沿ってやると必ず成果が出るんです。『責任と選択』というものが哲学であるんですが、みんなそれぞれ哲学しながらやっていくようなところがあって実戦での学びがありましたね。なのでそこで成果が感じ取れてよかったです。

──なるほど。みなさんのそれぞれの責任と行動が結果に繋がっていったんですね。実践する上で大変だった事はありますか?

(堤)エネルギーを注ぎすぎて、スタッフを導入し過ぎまして、ほぼほぼ1ヶ月通常の仕事が滞って、売上が下がりました。笑 スタートが遅かったので、仕方ないんですけどね。スケジュールがとにかくタイトだったので。そういう意味では常に追われていて大変でした。

そこにイベントもいくつもあったので、クラファンだけが原因ではないですが売上はあがりませんでした。ただ結果が思ったよりもかなり良かったので、最終的には何とか回収はできたのですが。笑


──よく見ると100万円のリターンを3名もの方が購入されているんですね!

(堤)一番高いリターンを100万円にしてみたんです。本当にその場のノリで。そしたら100万円出して下さった方が3人もいて。逆に20万円の方は1人も入らなくて。面白いですよね。お一人の場合は、お食事していた時に「〇〇さん100万円のリターン入ってくださいよ〜」と伝えたら、内容を見て、「これお得じゃないですか!」と言って数日後に申し込んでくださったんですよ。すごいですよね。本当に内容は実際お得ではあるんですが、本当に申し込んでくださってびっくりしました!

全く知らない方が本を買ってくださるってすごいと思った

──現在はリターンが始まったところなんですよね?

(堤)はい。みんなで文句言いながらもとても楽しく本の発送作業をしています。


(稲田)作業をしながら全く存じ上げない方が沢山購入して下さったりしていて、知らない方にも届くって凄いなと、本当に良い方法だなと思っています。

──知らない方の手に本が届くってすごいですね!

(堤)そうなんですよ。私はもともと本を書く人ではないので、会員様のために書いていたところがあるんですが、キルケゴールって日本ではあまり知られておらず、是非皆さんに知って欲しいなという思いで書いた本だったので、クラウドファンディングで手に取っていただけているのは、やる意味があったなと思いましたね。


──『書籍販促×クラファン』をまだ体験されていない著者さまへメッセージはありますか?

(堤)すごく良いと思いますよ。クラファンのイメージは本当に変わりました。別の書籍の方達も今回見させていただいて勉強にもなりましたし。

(稲田)想いを伝えられる。書ける場があるというのはすごくいいなと思いますね。なかなかそういった事を書ける場所って無いので。

(堤)本離れがある中で、こういった活動は書籍業界に貢献すると思いますね。どんどん著者の皆様にやって欲しいなと思っています。私自身も他の方達が『書籍販促×クラファン』をされた時には応援したいなと思っています。

──『書籍販促×クラファン』をまだ体験されていない著者さまへメッセージはありますか?

(堤)どんな意見にも価値があるという、一人ひとりの言い分を大事にし、反戦と平和を願い、内なる平和を生き、「哲学」が、個人にそして社会に生きること。そのための活動を今まで通り続けていきます。


HP一般社団法人 アイアイ・アソシエイツ
書籍超解釈 キルケゴールの教え
クラファンページフィロソフィー フェスティバル〜「哲学する」を楽しもう!〜

インタビュアー : 桑野 佑香
想いをクリエイティブな形で抜き出し形にするデザイナー