2024/1/30

「書籍販促×クラファン」体験者に聞いた、感謝を伝える目的のクラファンで得た支援金額以上の学び

《はじめに》
インスピレンサー(株)ではこれまで多くの著者さまに『書籍販促×クラファン』のコンサル・プロデュースを行ってまいりました。
従来のクラウドファンディングとは全く違う『ご縁の結び直し』をテーマにしたクラファンは大変好評をいただいております。
皆さんの体験を共有する事でより多くの方にこの素晴らしさを知っていただければと思い、インタビューを行う事にしました。

[ 著者プロフィール ] 適食アドバイザー® あこ

管理栄養士・適食アドバイザー。主にYouTubeで情報を発信しながら皆さんに『食』を味方につけて人生を軽やかに生きていただく為の食の講座を運営。
YouTubeチャンネル「あこの栄養学」はチャンネル登録者13万人超。(2024年1月時点)第二子を出産後、子育ての傍ら初書籍「これを食べれば勝手にキレイになる「甘いもの欲」が消えて身体の中から輝く食事術」を出版。出版に合わせて『書籍販促×クラファン』を実施した。


感謝の気持ちを伝えたいと思った

  

──まずは率直にクラファンを終えてどうでしたか?

支援金額以上の価値を感じましたし、得るものは多かったですね。やってよかったなと思っています!

  

──出版に伴って『書籍販促×クラファン』に挑戦しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

 

『 書籍販促×クラファン 』というものがある事は知人から教えていただいて知りました。その時に参考で見せていただいた 八木仁平さんのクラファン がとても素敵で多くの人に直接想いや感謝、夢を伝えられる場なんだなと感じて是非やってみたいと思ったのがきっかけです。

  

──挑戦するにあたって不安な事などありませんでしたか?

不安はありましたね。そもそも子供も小さかったですし、執筆作業も丁度初稿を出す直前の一番忙しい時期だったので、私にできるのかなと。
ただその旨を瀬田さんにお伝えしたところ、目的は金額を集める事ではなくて感謝を伝える事なので、やれない事はないと思いますよと言っていただいたんですね。その言葉で『じゃあやろうかな!』と思えました。

  

──準備期間などはどの程度かかりましたか?

2ヶ月弱で準備をして書籍出版の約1ヶ月前にはクラファンを開始しました。サムネイルなどのデザインをお願いした方と相談しながらページ自体は3日程で完成させたと思います。

  

──執筆やYouTubeの発信、さらには小さな2人のお子様を面倒見ながらクラファンも並行しておこなっていたんですね!

はい!でも当時はワクワクが優っていたからできたんだと思います。

  

──リターンはどんな事を意識されて作られたんですか?

『チャンネルを見てくれている視聴者の方々に直接感謝を伝える場を作る』と言う事を中心に作っていきました。あとは思い出に残るものや、一緒に楽しめるものと言う事も意識しましたね。
  

  

──価格はどの様に決めていかれたんですか?

  

参考の金額設定はあったのですが、瀬田さんに『私が一番心地よいと思える価格帯』を一緒に探っていただきました。私のお客様は基本YouTubeなど無料でコンテンツを楽しんでいただいているので、お金をいただくと言うところのハードルは正直ありました。
でもこのクラファンは沢山のお金を集める事が目的ではないので、無理ない価格設定ができた事はとても良かったなと思っています。

  

  

リアルな声が新たな原動力に

  

──クラファンの告知では初めてライブ配信もされたんですよね?

そうなんです。最初は皆さん『へぇ〜』という感じでしたが、だんだんと応援ムードが高まってきて、出版日には皆さんにお祝いしていただいたりとか、クラファン最終日には『あと24時間だ!』みたいな感じで応援していただいて、みなさんの温かさをすごく感じました。

どうしてもYouTubeをやっていると、届いている実感って感じにくかったりして。なので書籍を出版しても誰も反応してくれなかったらどうしようと不安もあったんですが、クラファンをやった事で『これだけ本を待っていてくれる人がいるんだ』と実感できた事はとても大きかったですね。

  

──現在は絶賛リターン実行中となりますがやってみていかがですか?

めちゃくちゃ楽しいです!直接皆さんに会えた事も初めてでしたし、『こんなふうに変わりました』と報告してもらえたりして『ひとが生まれ変われる瞬間にこうして立ち会えている事を最高だな!』って思いました。
さらにこの仕事を続けていきたいというモチベーションになりましたね。微力ながらも社会貢献してるなって実感できましたし、ブラッシュアップするポイントも見つけられました。

   

  

──それはどんなブラッシュアップポイントだったんですか?

皆さんとお話をしている中で、マンツーマンのサポートより、自分と同じ悩みを共有したいとか、仲間を作りたいという思いを持っている人がとても多い事に気づいて、さらに悩みを抱えている人が沢山いる事にも気づけて、サービスのあり方を考えさせられましたね。
 

 

クラファンの収益を新たな挑戦への足がかりに

 

──クラファンの収益の使い道について聞かせていただけますか?

書籍をもっと多くの方に届ける為にも資金が必要だったり、YouTubeをより多くの方に見ていただくためにも資金が必要だったりするので皆さんの応援が形になったもので次の挑戦ができる事はとても嬉しく思っています。
収益に関しては、書籍販促の為の広告などに使いたいと言う事と、1月末に始まる新しいYouTubeチャンネルの資金としても使わせていただいています。


──新しく立ち上げるチャンネルについて教えてください

私の元に届くコメントを拝見している中で、子供の食の悩みに答えているものって本当にないなと気づいたんですね。子供のスポーツ栄養など特定の分野に関してだとあるのですが、一般的に子育てに寄り添った食の悩みに応えているチャンネルって見つからなかったので、子供のための栄養学のチャンネルを立ち上げる事にしました。

  

食を通じて6〜7割の悩みって解決できると私は考えているんです。
例えば朝起きた瞬間から体が重いとか、ちょっとした事でイライラして気持ちが抑えられないとか、そういった事が食事を気を付ける事で改善したりしますし、最近は社会問題にもなっている子供の起立性調節障害や、反抗期などの悩みも食が助けてくれたりするので食への理解を深める事でそういった悩みに力になれるのではと思っています。

 

 

『書籍販促×クラファン』は私の在りたい姿を教えてくれました

──クラファン全体を通しての感想をいただいてもよろしいですか?

  

率直に『こうやって応援し続けてもらえる人物像でいなきゃな。』と襟を正される想いになりました。 クラファンをするって良い意味でも悪い意味でもとても怖くて。皆さんの反応も見れるし、数字にも反映されてしまう。
  

逆にそれが自分に気づく良いタイミングで、そうやってずっと応援される人であり続けるにはどうしたら良いかなっていう事を考えるきっかけにもなりましたし、皆さんのどの様な期待に応えていこうかと言うところを深く考えるきっかけにもなったので、やってみて凄く良かったですね。

  

──『書籍販促×クラファン』をやろうか迷っている方へメッセージをお願いいたします

  

怖いけど絶対やるべきだよ!と言いたいです。 この歳になると自分を評価される事や、自分を見つめ直すきっかけってあんまりないじゃないですか。クラファンはその大きなきっかけになっていて、とてもやって良かったと思っているのでお勧めしたいですね。

プラスしてこれまでの感謝を伝えるという点においてはとても良い場だと思います。 私で出来るかなとか、お金を沢山集められるか不安だなという方がいるならば『そんな事全然ないから大丈夫だよ』と言いたいです。
  

  

──最後にあこさんの今後の展望についてお聞かせください


日本人全員の食を変える取り組みをしていきたい。また栄養を伝える人をもっと増やしたいです。

今は個別サポートがメインなのですが、グループでお互いの悩みを共有して学んでいく講座も作ろうと思っていますし、また栄養を伝える人を育てる講座を作っていこうと思っています。

食の可能性を伝えるためには書籍はとても強いツールだと考えているので、また次の書籍出版に繋がる様に動いていきたいです。


HPあこの栄養学
書籍これを食べれば勝手にキレイになる 「甘いもの欲」が消えて身体の中から輝く食事術
クラファンページ目指せ「健康美人」5万人!あこの栄養学マルシェ
YouTubeチャンネルあこの栄養学チャンネル【女性のための栄養学】

インタビュアー : 桑野 佑香
想いをクリエイティブな形で抜き出し形にするデザイナー